水溶性シッフ塩基へのマージングゾーン誘導体化/逆相分配高速液体クロマトグラフィーによるn‐アルキルアミン類の分離定量

書誌事項

タイトル別名
  • Separation and determination of n-alkylamines by reversed-phase high-performance liquid chromatography coupled with merging zone derivatization to water-soluble Schiff bases
  • 水溶性シッフ塩基へのマージングゾーン誘導体化/逆相分配高速液体クロマトグラフィーによるn-アルキルアミン類の分離定量
  • スイヨウセイ シッフ エンキ エ ノ マージングゾーン ユウドウタイカ ギャクソウ ブンパイ コウソク エキタイ クロマトグラフィー ニ ヨル n アルキルアミンルイ ノ ブンリ テイリョウ

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抄録

n-アルキルアミン類の分離定量法として,陰イオン性アルデヒドを誘導体化試薬として用いる吸光検出-逆相分配高速液体クロマトグラフィーを検討した.誘導体化試薬としては,サリチルアルデヒド-5-スルホン酸イオン(SAS)と4-(4-スルホフェニルアゾ)-1-ヒドロキシ-2-ナフトアルデヒド(SPAHNA)を用いた.n-アルキルアミンを含む試料溶液と試薬溶液はそれぞれの流路に同時に注入され,マージングゾーン法によりオンラインで混合され,5 m,70℃ の反応コイル中で水溶性シッフ塩基へと誘導体化された.生成した水溶性シッフ塩基は逆相カラムにより分離され,吸光検出された.オンライン誘導体化とカラム分離/検出を含む分析時間は,SASを用いた場合25分,SPAHNAを用いた場合は18分であった.アルキルアミン類に対する検量線は0~50 μMの範囲で良好な直線性が得られ,検出限界は,SASを用いた場合0.5~1.0 μM,SPAHNAを用いた場合は0.08~0.20 μMであった.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 53 (7), 723-728, 2004

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (27)*注記

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