書誌事項
- タイトル別名
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- Endovascular Treatment of AVMs : Indication, Strategy and Clinical Results
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抄録
脳動静脈奇形(arteriovenous malformation;AVM)の治療オプションの一つとしての血管内治療(塞栓術)について,治療結果を検討するとともに,現状をアンケートにて調査してそれに基づく治療適応および治療方針のガイドラインを作成した.基本的に塞栓術は摘出術またはradiosurgeryの前治療として行われるが,特に出血のリスクファクターのあるもの(intranidal aneurysmやdrainageの異常など)やhigh flow fistulaを有するものは,後治療に対して十分な意義があると考えられた.またradiosurgery前や深部のAVMで,出血源と考えられる動脈瘤を合併する場合には,動脈瘤の塞栓術は重要であると思われた.ただし,われわれのシリーズでも塞栓術による永続性合併症は4%あり,他の治療のみで根治可能な症例に対する塞栓術の適応は慎重に考慮すべきと思われる.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 11 (10), 660-667, 2002
日本脳神経外科コングレス
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詳細情報
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- CRID
- 1390001204405752576
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- NII論文ID
- 110003813660
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- HANDLE
- 2237/10999
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可