FRCCにおけるアラミドおよびPP単繊維の抜出し挙動と架橋則の構築

  • 橋本 裕子
    筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻
  • 牟 雨
    筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻
  • 山田 大
    筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻
  • 金久保 利之
    筑波大学システム情報系構造エネルギー工学域

書誌事項

タイトル別名
  • Slip-Out Characteristics of Aramid and PP Fibers and Calculation of Bridging Law

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抄録

<p>著者らがPVA繊維および鋼繊維に対して検討してきている繊維補強セメント複合材料(FRCC)の架橋則の構築方法が異なる繊維種類に対しても可能であるか検討するため,アラミド繊維およびポリプロピレン(PP)繊維を対象として,単繊維抜出し挙動の把握と架橋則の構築を行い,一軸引張試験結果との比較を行った。単繊維引抜試験より,付着長(埋込長)の増大に伴う引抜荷重およびすべり量の増加,両者に対するスナビング効果が確認された。繊維が損傷して荷重が低下する場合には,配向角が大きいほど損傷時荷重は小さくなった。それぞれの繊維に対して単繊維抜出し挙動のモデル化を行い構築した架橋則により,各FRCCの一軸引張試験結果の挙動を概ね再現できた。</p>

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