戸建て量販店舗における個別分散空調の省エネルギー化に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Energy Saving of Air Conditioners in Mass Merchandising Stores
  • 戸建て量販店舗における個別分散空調の省エネルギー化に関する検討 : 室内温度設定変更による省エネルギー効果
  • コダテ リョウハンテンポ ニ オケル コベツ ブンサン クウチョウ ノ ショウエネルギーカ ニ カンスル ケントウ : シツナイ オンド セッテイ ヘンコウ ニ ヨル ショウエネルギー コウカ
  • -室内温度設定変更による省エネルギー効果-
  • – Influence of Indoor Temperature Setting on Energy-saving Effect –

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説明

本研究では,個別分散空調が使用されている2 つの衣料品量販店舗において外気温度とエアコンのエネルギー消費量を1 年間にわたり10 分間隔で測定し,それらとエアコンの部分負荷性能とを組み合わすことで建物内の空調負荷を求めた.さらに,既存空調設備の省エネルギー化手法として室内温度設定の変更を取り上げ,実測された省エネルギー効果を,空調負荷モデルとエアコンの部分負荷COP 特性を組み合わせて予測される省エネルギー効果と比較した.その結果,測定された空調負荷は外気温度に対し線形的に変化するが,冷・暖房の切り替わる温度帯や通年冷暖房負荷の割合がJIS の空調負荷モデルとは異なることが明らかになった.また,室内温度設定の変更による空調の省エネルギー効果については,実測結果と予測結果が定量的にも良く一致したことから,空調負荷モデルとエアコンのCOP 特性に基づき,空調エネルギー消費量の予測が可能であることを示した.

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