娩出時肋骨骨折に起因した気管狭窄による呼吸不全子牛の8症例

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of Diagnosis and Surgical Treatment of Tracheal Stenosis Caused by Rib Fracture in Calves
  • ベンシュツジ ロッコツ コッセツ ニ キイン シタ キカン キョウサク ニ ヨル コキュウ フゼン コウシ ノ 8 ショウレイ

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説明

肋骨骨折に起因した気管狭窄により呼吸不全に陥った黒毛和種子牛8頭が鹿児島大学附属動物病院に搬入された.症例は14〜65日齢の黒毛和種子牛で,臨床症状は1週齢以降にみられた発咳と喘鳴であった.全症例で分娩時に牽引介助が行われていた.X線検査で気管の狭窄が認められ,CT検査では肋骨骨折端の胸腔内への突出及び骨折部の不正癒合部が気管を圧迫していた.これらから,呼吸不全は分娩時の肋骨骨折による気管狭窄によるものと考えられた.治療は気管圧迫が強い側の肋骨遠位の部分切除を行った.全症例で手術翌日より呼吸様式の改善がみられ,手術14日後までに退院した.新生子牛の肋骨骨折による呼吸不全に対して,X線検査・CT検査で気管狭窄と気管を圧迫する肋骨骨折部位を確定して,切除すれば,気管の圧迫が解除されて良好な予後が得られることがわかった.

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