書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Selective Coil Embolization for Racemose Hemangioma of the Bronchial Artery Which was Detected by the Examination
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説明
背景.気管支動脈蔓状血管腫は先天性の気管支動脈形成異常による極めて稀な疾患である.今回気管支動脈への選択的コイル塞栓術により治療した症例を経験した.症例.30歳,男性.主訴は特になし.健診の胸部X線で異常を指摘された.胸部CT上右肺内の気管支周囲に異常血管を認め,気管支動脈蔓状血管腫,気管支動静脈瘻が疑われ,当科紹介となった.入院後施行した造影胸部CTにて,胸部大動脈より2本の拡張,蛇行する気管支動脈の起始が認められた.気管支動脈造影では2本の蔓状に発達した気管支動脈を認め,一部瘤状を呈し,肺動脈へのシャントを認めた.気管支動脈塞栓術の適応と判断し,デタッチャブルコイル7本とマイクロコイル5本を用い完全閉塞を得た.結果.25カ月の経過で再発を認めず,良好に経過している.結論.気管支動脈蔓状血管腫に対する選択的コイル塞栓術は有効であると考えた.
収録刊行物
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- 気管支学
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気管支学 28 (5), 369-372, 2006
日本呼吸器内視鏡学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204749209856
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- NII論文ID
- 110004788697
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- NII書誌ID
- AN00357687
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- ISSN
- 21860149
- 02872137
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可