若材齢時から炭酸化したセメント硬化体の細孔構造および酸素拡散係数に及ぼすCO<sub>2</sub>濃度の影響

DOI Web Site オープンアクセス
  • 上原 丈児
    群馬大学 大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻
  • 李 春鶴
    群馬大学 大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻
  • 半井 健一郎
    群馬大学 大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻
  • 石井 祐
    太平洋セメント株式会社 中央研究所

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF CO<sub>2</sub> CONCENTRATION ON MICRO-PORE STRUCTURE AND OXYGEN DIFFUSION COEFFICIENT OF CARBONATED CEMENT PASTE AT EARLY AGE

この論文をさがす

説明

炭酸化による細孔構造や物質移動抵抗性の変化に関する検討は、高CO2濃度の促進環境での研究事例が多い。本研究は、CO2濃度に着目し、実環境相当の低濃度環境での炭酸化よる変化を高濃度環境と比較分析した。水セメント比や高炉スラグ微粉末の有無が異なるセメント硬化体を用いて、実環境を模擬した低CO2濃度環境とCO2濃度が5%の促進環境にて若材齢から炭酸化させることで、細孔構造や酸素拡散係数に及ぼすCO2濃度の影響を検討した。その結果、異なるCO2濃度や炭酸化程度により、炭酸化生成物の総量・生成由来・結晶構造および水和進行に違いが生じ、細孔構造や酸素拡散係数に異なる影響を及ぼし得ることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ