山梨県における林道の緑化施工(播種工)のり面の属性と植生の関係

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タイトル別名
  • Revegetation by sowing alien seeds on cut slopes of forest roads in Yamanashi
  • ヤマナシケン ニ オケル リンドウ ノ リョッカ セコウ(ハシュコウ)ノリ メン ノ ゾクセイ ト ショクセイ ノ カンケイ

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説明

外来草本を伴う播種工により成立する植生を明らかにするため,山梨県の林道のり面194 箇所を対象に,のり面属性(施工後年数,のり長,方位,傾斜,微地形,吹付工法)と植生の回復状況(裸地,草本,イタチハギ,木本の植被率)を調べた。その結果,施工後年数の経過に伴い木本が優占するのり面が多くなったが,11 年以上経過しても裸地化したのり面や外来草本が優占するのり面が確認された。裸地のり面は客土・種子吹付工や南向き,尾根状の微地形に多く,草本のり面は厚層基材吹付工に多かった。木本のり面は,厚層基材吹付工でヤマハンノキが優占し,客土・種子吹付工や南向きのり面でアカマツが優占した。植生基盤や方位,微地形は植生の成立の可否や種組成に影響を与える要因となることが確認された。

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