Near Infrared Absorption Spectra of Complexes of Several Cationic Elements in Fused Lithium Chloride-Potassium Chloride Eutectic

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  • 溶融塩中の金属錯体の近赤外吸収スペクトル

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高温度における近赤外領域の吸収スぺクトルを測定するために性能のよい高温セルを設計,試作しこれを用いて塩化リチウム-塩化カリウム(1+2)混合(mp約370℃)溶融塩中の希土類元素,ニッケルおよびコバルト錯体の近赤外吸収帯の研究を行なった。軽希土類元素ではプラセオジムおよびサマリウムについて吸収帯を見出した。これらの吸収帯は硝酸塩溶媒および重水素溶媒中のものと大体類似している。ニッケルおよびコバルトについては520℃ 以上の高温では一定のスぺクトルを得られ極大吸収波長はそれぞれ1.248および1.550μ 付近にあり,その吸光係数(塩化物,ニッケルならばNiCl2としたモル吸光係数,以下同様に表わす)は3.99および2.93であることを発見した。この温度より低くなると吸収スぺクトルは複雑なものとなる。これは隣接しているイオンの場が変ることによって溶融塩中のNi2+およびCo2+錯体の種類の変化によるものである。これらの事項について検討する。

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