Solubility of Aniline Formaldehyde Resin in Pyridine during Curing Reaction.

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  • アニリンホルムアルデヒド樹脂熱硬化過程におけるピリジン溶解性

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アニリン(以下Aという) 塩酸塩にホルムアルデヒド(以下Fという)を作用させ, ついでカセイソーダで中和してえられる中性アニリン樹脂を, 加熱後ピリジンに溶解し, その不溶物の% をしらべた結果, A/F=1/1.2モル比を境として様相を異にする。すなわちそれよりFの多い領域では一般の熱硬化性樹脂に見られるごとく不溶物の量が増加するが, 以下においては一度膨潤し, ついで再び可溶性になる。しかしA/F=1/1モル比の樹脂を酸性下に同一条件で加熱すると熱硬化し, 不溶物に変化する。また可溶物に変化する場合F 放出の有無を検した。可溶化の現象からF 量の少ないアニリン樹脂の熱硬化において分子内の再編成が予想されること, および硬化剤として酸性化合物が有効であることを指摘した。また不溶物を除去した場合生じる深液につき,加熱時間とηsp/C の関係を求め,その結果加熱時間とともにμsp/C,したがって分子量が減少することを知った。

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