けい酸塩系表面含浸材の改質部における見かけの拡散係数の推定方法の提案と発錆遅延期間の試算

DOI 被引用文献3件 オープンアクセス
  • 黒岩 大地
    元 金沢工業大学大学院(現 富士化学株式会社)
  • 宮里 心一
    金沢工業大学 環境・建築学部環境土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • PROPOSAL OF ESTIMATION METHOD FOR APPARENT CHLORIDE ION DIFFUSION COEFFICIENT AT REFORM PART BY SILICATE TYPE SURFACE PENETRANT AND TRIAL CALCULATION FOR CORROSION OCCURRENCE TIME

抄録

予防維持管理の一つとして注目されている表面含浸工法を適用した場合,改質部と非改質部の塩化物イオン拡散係数を区分して耐久性設計することが推奨されている.しかし,改質部における拡散係数を同定する方法は確立されていない.本研究では,けい酸塩系表面含浸材を適用した場合の,改質部における見かけの拡散係数を推定する方法を提案した.すなわち,改質深さを測定した後,無塗布における塩化物イオン濃度分布と,表面含浸材を塗布したケ-スにおける塩化物イオン濃度分布を,等価かぶりを考慮しながらフィッティングさせ,改質部の拡散係数を同定した.さらに,表面含浸材を予防維持管理として適用した場合の発錆遅延期間を試算した.その結果,表面含浸材を塗布することで発錆時期が数年~12年間程度遅延されることを確認した.

収録刊行物

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詳細情報

  • CRID
    1390001205355649152
  • NII論文ID
    130005071445
  • DOI
    10.2208/jscejmcs.71.124
  • ISSN
    21856567
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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