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- 森本 健弘
- 筑波大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- The Increase of Fallow and Abandoned Cultivated Land with the Development of Intensive Agriculture in Hasaki-machi, Ibaraki Prefecture
- イバラキケン ハサキマチ ニ オケル シュウヤクテキ ノウギョウ ノ ハッテン
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説明
茨城県波崎町は首都圏外縁部に位置し, 1960年代以降施設園芸を主要な経営部門とする農家が卓越する集約的農業地域へ発展した.その過程で大量の不耕作農地が形成され,それがビニールハウスと混在する特徴的な景観ができあがったし本研究では集約的農業の発展に伴う不耕作農地形成の実態とその要因を,個別農家の労働力構成と労働配分とに着目して分析した.その結果.多くの農家はピーマン栽培を中心とする施設園芸を基幹的経営部門として,調達可能な農業労働力のほぼすべてを施設園芸に周年的に投入していること・そのために起こる農業労働力の相対的な不足が不耕作農地の形成要因であることが明らかになった.とくに畑では,露地の作物栽培が労働配分上および収益上の理由から顧みられないため,不耕作農地の再耕作は進展せず,多くの不耕作農地が形成された.
収録刊行物
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- Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron
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Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 64 (9), 613-636, 1991
公益社団法人 日本地理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205423016576
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- NII論文ID
- 110000521352
- 10003550974
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- NII書誌ID
- AN1016484X
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- ISSN
- 21851735
- 00167444
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- NDL書誌ID
- 3407327
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可