瀬戸内海の低次生産過程

  • 上 真一
    Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of the Lower Trophic Levels of the Seto Inland Sea
  • 瀬戸内海の低次生産過程--プランクトンから漁業生産へ
  • セトナイカイ ノ テイジ セイサン カテイ プランクトン カラ ギョギョウ セイサン エ
  • Japan-from Plankton to Fish Production
  • プランクトンから漁業生産へ

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抄録

瀬戸内海の単位面積当りの漁獲量は世界の最高レベルにある。なぜだろうか. この間に答えるためには魚類の生産を支えるプランクトンと呼ぼれる微小生物が関与する低次生産過程を解明する必要がある. 1993年から1994年にかけて実施された植物プランクトンによる一次生産速度, 動物プランクトン, プランクトン食性魚類による二次, 三次生産の調査結果から, 瀬戸内海は生物の生産性と食物連鎖の効率の高い海であることが明らかとなった. 瀬戸内海が兼ね備えているこの特性を将来にわたって維持するには, 今後海洋環境をどのように保全すべきかを論議する.

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参考文献 (10)*注記

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