メタクリル酸グリシジルのホモポリマーおよびコポリマーの熱硬化反応

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タイトル別名
  • Thermosetting reactions of glycidylmethacrylate homo and copolymers
  • メタクリルサン グリシジル ノ ホモ ポリマー オヨビ コ ポリマー ノ ネツ コウカ ハンノウ

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説明

メタクリル酸グリシジルのホモポリマーおよびコポリマーの酸触媒による熱硬化反応を検討した。<BR>(1) メチルエチルケトン50%含む溶媒中のGMAホモポリマーを120℃, 30分熱処理する時.リン酸濃度0.176モル/lの触媒濃度で最も熱硬化性がよかつた。<BR>(2) ケトンの種類および量の硬化反応に及ぼす影響は, ケトン置換基の全炭素数の小なるもの程効果が大である。アセトン>メチルエチルケトン>ジエチルケトン>n-ブチルケトン>ブチルエチルケトン<BR>また全溶媒中のケトン濃度が10%以上になってもその効果は認められない。<BR>(3) エポキシ反応率と熱処理時間の関係は, 直線関係にあり, 反応速度は残存エポキシ基に対し2次反応であつた。<BR>(4) グリシジルメタクリレートコポリマーにリン酸をエポキシ基/リン酸1.5モル比加えて150℃, 30分熱処理するとすぐれた物理的性質, 化学的性質を示した。またリン酸を含んだコポリマーの貯蔵安定性もすぐれていた。

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参考文献 (3)*注記

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