血清反応による近交系マウスの感染症汚染の検索: マウス系統による抗体検出率の相違

書誌事項

タイトル別名
  • Serological Examinations on Natural Infections with Mouse Pathogens in Inbred Mouse Strains : Difference in Antibody Detection among the Strains
  • ケッセイ ハンノウ ニヨル キンコウケイ マウス ノ カンセンショウ オセン

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説明

実中研で維持されていた近交系マウスについてマウス感染症の抗体を2回にわたり検索し以下の成績を得た。<BR>1, 同じ動物室ではあるが, 別々のケージで飼育された11系統の8週令以上のマウスについて, Sal, CK, TZ, Mp, MHV, HVJ, PVM, MVMに対する抗体を調べた。その結果, MHV, HVJ, PVM, MVMに対し陽性のものが検出された。そのうちMVMを除く3者の陽性率は系統によって異った。<BR>2.離乳時より4週間同じケージで飼育された5系統のマウスについてMHVとHVJに対する抗体を調べたところ, MHVに対する抗体陽性率には系統による顕著な差が認められた。しかし, HVJに対する抗体はすべて陽性で系統間に差は認められなかったが, 抗体価は系統によって異った。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 27 (1), 17-20, 1978

    公益社団法人 日本実験動物学会

被引用文献 (1)*注記

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