The teaching materials of the txtiles
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- Onodera Taiko
- Sendai Oritate Primary School
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- Kawamata Shoko
- Tohoku Seikatsu Bunka College
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- Sasaki Eiichi
- Miyagi University of Education
Bibliographic Information
- Other Title
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- 被服材料の教材研究
- - The water-absorbing fiber materials and the water-repelling fiber materials -
- - 吸水性繊維・撥水性繊維について -
Description
【はじめに】身近な被服材料には様々な性質があり,我々はその中から必要とされる性質をもつものを選択して使用している。その中でも,吸水性と撥水性については日常生活の中で特に着目すべき性質として授業の中で取り上げられるものと考える。汗をかいたときの下着の役割や雨や雪が降ったときの上着の役割などを考えた様々な被服材料の選択は,より分かりやすい方法で実験を行うことにより理解させられる。そして,それら実験教材は簡単な装置と短時間で行うことが必要である。本研究では,小学校家庭科被服学習に用いることができる吸水性繊維と撥水性繊維についての実験教材を検討した。<br>【実験教材・教具の工夫開発】実験教具(器具)は,安価でどこでも入手できる材料を用いる簡単な器具・装置を考案した。透明プラスチック製飲料用コップ,割り箸,輪ゴム,ビーカー,刺繍枠,数種類の布を使用するものである。吸水性の実験方法はバイレック法を参考にした簡易な吸い上げ実験法と水滴滴下法とよる実験を行った。また,撥水性については,布を刺繍枠に被せて輪ゴムで固定し,その上からスポイトで水を数滴ずつ滴下し,布表面での水滴の形状を観察・記録したり,転がる様子などを観察する実験を行った。<br>【結 果】この簡単な実験により,吸水性については短時間でポリエステル繊維や木綿などとの吸水性の違いが明確に示された。また,水滴滴下の実験ではポリプロピレンなどが木綿などの天然繊維に比べてかなりの撥水性を示すことや,さらに超極細繊維から作られた布は安定して大きな撥水性をもつことを容易に示すことができた。これらは簡単な実験なので,適切な被服を選択することが目的とされている小学校家庭科の授業の中で扱えるものと考えられる。
Journal
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- Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics
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Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 56 (0), 109-109, 2004
The Japan Society of Home Economics
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205559119360
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- NII Article ID
- 130006957394
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed