創造的復興プログラムにおける経時的な活動内容の変化と教育効果

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書誌事項

タイトル別名
  • The educational effects and the activity contents changed by the progress of the educational program of Creative Reconstruction Program.
  • ―筑波大学における「多領域と芸術による創造的復興教育プログラム」の取り組みから―
  • A study on the case of Creative Reconstruction Program of University of Tsukuba for the Great East Japan Earthquake

抄録

昨年度、紹介・考察した本プログラムは、芸術に限らず多領域の学生および教員が 協働し、被災地にける問題発見から解決までの一連の活動を行いながら「繋ぐ力」「 情報発信力」「突破力」を身につけた人材を輩出するというものである。<br> 本プログラムでは、毎年80名前後の学生が10前後のチームを作り活動を行っている。 東日本大震災から4年が経過した被災地の状況は変化し、また震災前から問題視されていた過疎化、高齢化、地域コミュニティの希薄さなどの問題の顕在化および現地でのニーズも変化し、さらに幅広く繊細な活動内容となった。本研究ではこれらの活動を1)地域住民との継続性のあるイベント交流、2)創作によるコミュニケーション、3)街づくり・コミュニティづくり、4)地域における教育活動、5)情報発信活動に再分類するとともに教育効果を検証した。<br> 学生への教育効果をアンケート調査結果から分析すると、このプログラムが目標とする3つの力がバランスよく伸びていることが明らかになった。さらに、学年や専門領域の違いにより教育効果の特徴が現れるとともに、問題点も明らかになった。<br>

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詳細情報

  • CRID
    1390001205610591488
  • NII論文ID
    130005485366
  • DOI
    10.11247/jssd.62.0_162
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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