ハイパフォーマンス・スポーツにおけるデータの戦略的活用に向けて
-
- 河合 季信
- 筑波大学
Description
<p> 現在、オリンピック・パラリンピック大会やサッカーやラグビーのワールドカップといった、ハイパフォーマンス・スポーツでは、本大会への出場権獲得プロセスが長期化し、その間、チームおよび個々のアスリートは高いパフォーマンスを発揮し続けなければならない状況にある。たとえば、バドミントンではリオ五輪の15ヶ月以上前から、サッカー(アジア地区の場合)では2018 FIFAワールドカップの3年以上前から、出場権獲得のための試合シリーズが実施されている。同時に、代表選手選考のための国内大会も並行して実施される。</p><p> このような状況下では、数日かけて広く詳細に検討するような従来型の測定・評価を定期的に実施することは難しく、最終的なゴールに向け「戦いながら鍛える」ために、試合やトレーニング中に測定可能なデータを効果的に活用していく必要がある。そのためには、アスリートのみならず、コーチやスタッフにも負担をかけないで必要項目を測定できるような環境をいかに構築するかが重要である。昨今のテクノロジーの進歩はそれを助けているが、実際に現場で活用できているケースはまだ少ない。シンポジウムではその解決策について議論したい。</p>
Journal
-
- Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings
-
Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings 68 (0), 44_3-45, 2017
Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205813118080
-
- NII Article ID
- 130006352281
-
- ISSN
- 24241946
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed