初等・中等教育段階におけるハイパーメディア教材利用の理論モデルの構築 : 「問題の構造性」と「学校教育段階」の関係性に焦点をあてて

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タイトル別名
  • A Theoretical Model for the Possibility of Hypermedia in Elementary and Secondary Education Stages
  • ショトウ チュウトウ キョウイク ダンカイ ニ オケル ハイパーメディア キョウザイ リヨウ ノ リロン モデル ノ コウチク モンダイ ノ コウゾウセイ ト ガッコウ キョウイク ダンカイ ノ カンケイセイ ニ ショウテン オ アテテ

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抄録

1980年代後半からハイパーメディア教材の研究は盛んに行われてきたが,学校教育を対象とした利用可能性を示す理論的及び実証的な成果は得られていない。特に,大学以下の教育段階を対象とするハイパーメディア利用の議論は少なく,その段階においてハイパーメディア教材の利用が適するかという問いに明確な答えが用意されていない。そこで,筆者は,初等・中等教育段階におけるハイパーメディア教材利用を根拠づける理論モデルの不在が,ハイパーメディア教材の教育利用の議論において主要な問題であることを指摘し,D. H. Jonassen(1991;1992)の「知識習得三段階モデル」をW. R. Reitman(1964;1965)とH. A. Simon(1973)による「問題の構造性」の観点から再吟味することによって,初等・中等教育段階においてハイパーメディア教材の利用に必要な理論モデルを構築した。

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