教材制作体制を維持することは意義がある(<特集>放送教育運動の総括から新たな発展のために)

書誌事項

タイトル別名
  • The Future of Radio and TV Education in Japan : The Importance of Instructional-Materials Production Within NHK(<Special Issue>New Percepectives for Broadcast Bducation in Japan in terms of its Historical Development)
  • 教材制作体制を維持することは意義がある
  • キョウザイ セイサク タイセイ オ イジ スル コト ワ イギ ガ アル

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抄録

放送教育とは放送局やその関連会社、放送大学(以下、放送機関と総称する)で制作される教材による学習活動である。伝達方式はテレコミュニケーション・メディア(無線ないし有線)による一方通行である。放送教育の特性として通常、マスメディアであること、視聴覚教材であることなどさまざまなことがあげられてきた。そして、その特性の多くは、VTRなど録画装置、ビデオ教材や、さらにコンピュータソフト、web教材の出現で「特性」といえなくなった。しかし、こうした放送以外の教材の制作過程に注目すると、それらはスタッフ、リソース、資金の面で苦戦していることがわかる。ことに継続的に教材を開発することの経験不足がさまざまな場面で観察された。このことは放送機関についても、ある程度いえることだ。それでも、放送機関は定期的に教材を制作して公開しているので、はるかに経験が継承されやすい。

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