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- 澤山 恵波
- 北里大学医学部精神科学
書誌事項
- タイトル別名
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- The technique of electroconvulsive therapy for best effect
- デンキ ケイレン リョウホウ : コウカ オ サイダイ ニ ヒキダス タメニ
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説明
電気けいれん療法(electroconvulsive therapy:ECT)の作用機序は未だに明らかにはなっていないが,難治性のうつ病でもその8割が改善を示す効果的な治療である。しかし乱用の歴史に伴う拒絶反応から感情的な議論が先に立ち,その手技の是非についての議論は先送りされてきた。日本では2002年パルス波治療器が認可され,徐々にではあるがECTにおいても治療の質が問われる時代になってきている。治療の質とは効果だけでなく,安全性や倫理面での配慮も含まれるが,今回我々は特に治療効果に影響を与える1.適応疾患,2.抗けいれん作用のある薬の漸減中止,3.刺激用量の設定,4.発作波の評価,5.閾値上昇への対応,6.術後回診,7.継続・維持ECTについて総論的に示すとともに,当院における取組を紹介する。
収録刊行物
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- 日本生物学的精神医学会誌
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日本生物学的精神医学会誌 29 (4), 143-146, 2018
日本生物学的精神医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277380579968
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- NII論文ID
- 130007740895
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- NII書誌ID
- AA12468060
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- ISSN
- 21866465
- 21866619
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- NDL書誌ID
- 029480869
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可