日本における生物多様性教育の効果的展開の実現と定着に向けた示唆を得るため,生物多様性教育の拠点として自然系博物館や動物園が機能しているフランスに着目し,パリ市内にある動 物園における生物多様性教育の展開について実地調査を行った。その結果,調査した2つの動 物園では,生物多様性の保全を軸として展示や教育活動が展開されていること,それぞれの動物が置かれている現状について来園者の理解を促していること,生物多様性保全に対する動物 園の役割を来園者へ発信していること,などが明らかとなった。
Proceedings of the Annual Meeting of Japan Society for Science Education 42 (0), 191-192, 2018
Japan Society for Science Education