Hyogo prefecture home cooking: side dishes
-
- Sakuda Harumi
- Kobe Shoin Women’s Univ.
-
- Katayose Makiko
- Kobe Women's Junior College
-
- Sakamoto Kaoru
- Univ. of Hyogo
-
- Tanaka Noriko
- Kobe Women’s Univ.
-
- Tominaga Shinobu
- Hyogo Univ.
-
- Nakatani Kozue
- Kansai Univ. of Welfare Sciences Graduate School of Univ. of Hyogo
-
- Hara Tomoko
- Shiga Junior College
-
- Honda Sachiko
- Kanazawa-gakuin college
Bibliographic Information
- Other Title
-
- 兵庫県の家庭料理 副菜の特徴
Description
<p>【目的】兵庫県は中央部の東西に山地が横たわり,南部の河川下流には肥沃な平野が開け,北は日本海,南は瀬戸内海に面し,淡路島を擁する。各地域の気候風土の違いは,個性豊かで伝統的な食文化を形成してきた。本研究では,平成24〜25年度「次世代に伝え継ぐ日本の家庭料理」聞き書き調査より,副菜として食べられてきた家庭料理の特徴を示す。</p><p>【方法】調査地域は,神戸市,明石市,加古川市,小野市,姫路市,宍粟市,美方郡,丹波市,淡路市の9地域である。聞き書き調査で得られた家庭料理の中から,主材料が野菜やいも,山菜,海草を用いた副菜について調べた。</p><p>【結果および考察】日常的に副菜として食べられていたのは,各地域で収穫される野菜等を用いた料理であった。「丸大根のたいたん」や「とうがらしのたいたん」,「蓮根の煮物」,「しょうがの煮物」等の煮物料理が多かった。「わけぎのぬた」等のあえ物や,みそ汁やすまし汁,とろろ汁,粕汁等の汁物があった。沿岸では「茎わかめの煮物」のような海藻の料理があった。保存できる常備菜として,沿岸では「じんば」という海藻の佃煮,内陸では「木の芽」や「山椒」等の山菜の佃煮があった。漬物は自家製の「たくわん」や「白菜」,「梅干し」,「らっきょう」等が多くみられ,西播磨には野菜を季節ごとに段階的に仕込んでいく「やたら漬」があった。大根やずいきを「切干大根」や「干ずいき」にして保存し,煮物やあえ物に用いた。自家製みそで「菜味噌」を作り,「ゆず味噌」や「とうがらし味噌」は麹から手作りしていた。こんにゃくいもを栽培してこんにゃくに加工し,煮物や「白和え」にした。神戸には「ポテトサラダ」のようにハイカラな料理があった。</p>
Journal
-
- Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science
-
Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science 31 (0), 219-, 2019
The Japan Society of Cookery Science
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001288157546240
-
- NII Article ID
- 130007695756
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed