男女サッカー選手における利き脚・非利き脚による着地動作制御戦略の特徴

  • 青木 信裕
    札幌医科大学保健医療学部理学療法学第二講座
  • 小笠原 一生
    大阪大学大学院医学系研究科健康スポーツ科学講座
  • 片寄 正樹
    札幌医科大学保健医療学部理学療法学第二講座

書誌事項

公開日
2019
DOI
  • 10.14900/cjpt.46s1.f-91
公開者
日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)

説明

<p>【はじめに】</p><p> サッカーにおける膝前十字靭帯損傷は着地動作時に多発しており,非接触型損傷では男性は利き脚,女性は非利き脚に発生する割合が高いとの報告がある。しかし,動作時の運動力学について左右差を検討している研究は少なく,受傷側の性差が生まれる要因も明らかとなっていない。運動力学の指標の一つである床反力鉛直成分は高い個人特異性を示し,動的バランスを評価できることが示唆されている。本研究では,サッカー選手における着地時の運動力学の性差・左右差を明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】</p><p> 男女サッカー選手を対象とし,利き脚はボールを蹴る脚と定義した。動作課題は20cm台からの前方及び側方への片脚ドロップジャンプ着地とした。計測された床反力鉛直成分から,床反力最大値到達時間(Peak Time)と床反力最大値(Peak Force)を算出し,性別と測定脚を要因とした二元配置分散分析を行った。</p><p>【倫理的配慮】</p><p> ヘルシンキ宣言に基づき被験者には書面を用いて十分な説明を行い,同意の得られた場合のみ測定を実施した。</p><p>【結果】</p><p> 前方ジャンプでは性差・左右差はなかった。側方ジャンプでは交互作用がみられ,Peak Timeは非利き脚において男性よりも女性の方が短くなり,Peak Forceは女性において利き脚よりも非利き脚で大きくなった。</p><p>【考察】</p><p> 女性でのみ左右差が生じた理由として,女性は男性よりも着地に関する能力が低く,左右差を他の機能で補完できていない可能性がある。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学Supplement

    理学療法学Supplement 46S1 (0), F-91-F-91, 2019

    日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288158186752
  • NII論文ID
    130007693336
  • DOI
    10.14900/cjpt.46s1.f-91
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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