05バ-12-口-17 サッカーのインステップキックにおいて左右にボールを蹴り分けるためのインパクト技術

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<p> 本研究は、サッカーのインステップキックによって、左右方向にボールを蹴り分けるためのインパクト技術について明らかにすることを目的とした。7名の大学サッカー選手が、30度の助走から11m前方のサッカーゴールに向けて、静止したボールをインステップキックする試技を行なった。その際、ゴールを縦に3等分した左、中、右の3つのエリアをそれぞれ狙った。足部とボールのインパクトの様子は、3台の高速度ビデオカメラを用いて2000Hzで撮影した。対象者1名あたり各エリア6試技、総計126試技のデータを取得し、分析した。インパクト時点における足部の甲の向きが、左右のボール進行方向に強い影響を及ぼす要素のひとつであることが明らかとなった。一方で、左右のボール進行方向と、インパクト時点における足関節の関節角度との間には、関係性が認められなかった。これらのことから、左右にボールを蹴り分けるためには、足部の姿勢を調整し、狙った方向に甲を向けてインパクトすることが重要であり、さらに、この姿勢の調整は、股関節など、足関節よりも近位の関節で行われるものと考えられた。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390002184854989184
  • NII Article ID
    130007770153
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.173_2
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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