遺伝子組み換え技術の今後の在り方に対する 中学生の意思決定と技術評価観点

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タイトル別名
  • Students’ Decision-makings and Viewpoints on Technological Assessment on Perspectives of Gene Recombination Technology

抄録

<p><tt>中学</tt>1<tt>~</tt>3 <tt>年生計</tt>436 <tt>名を対象に,遺伝子組み換え技術の今後の在り方について意思決定をさせ,技術評価時に着目した観点を分析した。その結果,意思決定の割合は,「否定」</tt>(48.6%)<tt>,「肯定」</tt>(31.0%)<tt>,「葛藤」</tt>(17.7%)<tt>,「不明」</tt>(2.8%)<tt>となった。意思決定に影響する技術評価観点について判別分析を行なったところ,肯定的意思決定では「技術の将来展望」や「生産システムへの影響」など技術的な観点への着目度の影響が強かった。一方,否定的意思決定では「環境問題との関わり」や「世論」など社会的な観点への着目度の影響が強かった。また,肯定・否定共に,影響度の強い技術評価観点には学年間の違いがみられた。これらのことから,技術評価力育成を図る学習指導では,教師が各学年の特性に応じた肯定・否定的意思決定の着目観点を偏ることなく取り扱う必要性が明らかとなった。</tt></p>

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詳細情報

  • CRID
    1390002184855880576
  • NII論文ID
    130007772314
  • DOI
    10.32309/jjste.60.3_127
  • ISSN
    24346101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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