明治大正期の副業と上流・中流家庭の家庭内職の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Sideline in Meiji -Taisho Era and Side Job of Upper and Middle-Class Family
  • メイジ タイショウキ ノ フクギョウ ト ジョウリュウ ・ チュウリュウ カテイ ノ カテイ ナイショク ノ ケントウ

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抄録

<p>要  旨 この報告は、次の二つを目的とする。一つは、都市の家庭に奨励された副業の変化である。二つ目は、副業が、婦人の内職であったこと、特に、手内職が奨励された事を明らかにする。研究方法は、次の通りである。東京市の内職に関する調査報告書、大蔵省の外国貿易概覧、明治時代に発行された書籍を使って、分析した。 その結果、次の3つが分かった。第1は、裁縫、刺繍、編物が、中流以上の家庭婦人の内職として、奨励されたこと、第2は、内職が、当時の女子の職業として、奨励されたこと、第3は、外国貿易が盛んになった明治期に、婦人の家庭内職として、レース編みや刺繍が紹介された事である。</p>

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