離島における自治体主導型学習支援事業の現状と課題

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Current Situations and Issues of the Local Government-led Learning Support Projects in Remote Island
  • A Case Study of “Nakayoshi-juku” in Kitadaito Village
  • 沖縄県北大東村「なかよし塾」を事例に

抄録

本稿の目的は,離島における自治体主導型学習支援事業の取り組みの現状と課題を明らかにすることにある。今日,離島地域では多くの自治体が学校外の学習支援を実施している。特に沖縄県北大東村「なかよし塾」は,地域の教育課題解決を目指す「学習支援センター」と認識されており,公教育の一端を担う重要な存在であると言える。これらは使用可能な財源が多様にあることで可能になっている。しかし,制度的には,財源や講師の確保と評価方法の確立が,実践的には,学校との連携・協働可能な関係構築と安心して学べる環境づくりが課題である。引き続き,制度と実践の両側面から,離島における持続的な学校外の教育保障を模索していく必要がある。

収録刊行物

  • 島嶼地域科学

    島嶼地域科学 1 (0), 21-40, 2020

    国立大学法人 琉球大学島嶼地域科学研究所

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詳細情報

  • CRID
    1390004222618844800
  • NII論文ID
    130007903826
  • DOI
    10.34526/jrsi.1.0_21
  • ISSN
    2435757X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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