信号交差点停止時の車間距離の経年的変化の分析

DOI
  • 宮村 隆人
    横浜国立大学大学院都市イノベーション学府
  • 田中 伸治
    横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院
  • 中村 文彦
    横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院
  • 有吉 亮
    横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院
  • 三浦 詩乃
    東京大学大学院新領域創成科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of long-term change of space clearance between queued vehicles at signalized intersections

抄録

<p>わが国の交差点では依然として多く交通渋滞が発生し、円滑な交通流が阻害されている。一方近年、高速道路での長期的な交通容量の低減が注目されており、そうした現象は一般道においてもあてはまることが考えられる。そこで本研究は交差点停止時に滞留する車列内の車間距離について着目し、その大きさの経年変化の有無とそうした変化による交通流への影響について調べた。</p><p>結果は、特に 2000 年代ごろから停止時車間距離は徐々に拡大しており、その拡大幅はおよそ 30 年前に比べ 1m ほどであった。またこうした経年変化の要因について調べたところ、車種が要因であるとは言えず、運転者の運転行動の変化による可能性が考えられた。さらに停止時車間距離が 1m 拡大すると、交差点での滞留車列長がおよそ 15%拡大することも判明した。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 7 (2), A_126-A_132, 2021-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390005667262547456
  • NII論文ID
    130007989075
  • DOI
    10.14954/jste.7.2_a_126
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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