組織におけるコミュニケーションの状況を測定する質問票の信頼性と妥当性の検討

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タイトル別名
  • Team Communication Interface Questionnaire for the assessmentof communication status: Reliability and Validity Study
  • ソシキ ニ オケル コミュニケーション ノ ジョウキョウ オ ソクテイ スル シツモンヒョウ ノ シンライセイ ト ダトウセイ ノ ケントウ

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抄録

<p>企業は持続的な発展を目指して,組織の状況を測定したうえで改善を行っている.測定の対 象として組織内のコミュニケーションがある.組織のコミュニケーションをインタフェースの概念で汎用化したTCI(Team Communication Interface)モデルが提案されている.TCI モデルに基づく調査表TCIQ は,改善を前提とした質問項目で構成されているため,効率的な組織の改善が期待できる.本研究では,法人A を対象に,TCIQ とBJSQ を含めた質問票調査を実施し,TCIQ の信頼性と妥当性を検討した.調査対象者は,330 人(平均年齢42.4 歳)であった.TCIQ の4 インタフェースのCronbach のα係数は,目標共有.933,情報伝達.786,予定管理.811,評価認識.907,であった.TCIQ の4インタフェースとBJSQの回答値から算出した3つの尺度とのPearsonの積率相関係数の値は.256 から.459(p < 0.01)と全て有意な値を示した.これらの結果から,TCIQ は,信頼性と基準関連妥当性を有すると考えられる.</p>

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