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小学校2年生の図形分割問題におけるメタ認知的方略に関する一考察

  • 坂本 雄士
    名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程 岡崎市立矢作東小学校

書誌事項

タイトル別名
  • 小学校2年生の図形分割問題におけるメタ認知的方略に関する一考察--授業における発言群と非発言群のメタ認知的方略量の特徴
  • ショウガッコウ 2ネンセイ ノ ズケイ ブンカツ モンダイ ニ オケル メタ ニンチテキ ホウリャク ニ カンスル イチ コウサツ ジュギョウ ニ オケル ハツゲングン ト ヒハツゲングン ノ メタ ニンチテキ ホウリャクリョウ ノ トクチョウ
  • A Study on Metacognitive Strategies for Solving Diagram Partition Question in Second Graders : A characteristic of the metacongnitive strategies of speaking group and non-speaking group in the classes
  • 授業における発言群と非発言群のメタ認知的方略量の特徴

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抄録

本研究の目的は,小学校低学年児童のメタ認知的方略の活用の様相,特に図形分割におけるメタ認知的方略の活用の様相について捉えることである.実践授業は3日間(各1時間)にわたって行い,授業では,児童に問題解決の過程を説明させる活動を取り入れ,3時間中2時間の授業で,授業の最初と授業の終了時にメタ認知的方略量を測定した.またメタ認知的方略の測定には測定用具(坂本2010)を用いてその変容について検討をするとともに,図形分割問題の正答率についても検討をした.その結果,(1)3時間の授業のうち,第2時と第3時の授業前と授業後にメタ認知的方略量を測定したところ,第3時の方が第2時よりも,そして授業前よりも授業後の方がメタ認知的方略の尺度得点が高かったことから,授業の効果があったと考えられる.さらに,授業で発言をした児童(発言群)の方が,発言のなかった児童(非発言群)よりもメタ認知的方略の尺度得点が高かった.(2)授業で発言をした児童(発言群)の方が発言のなかった児童(非発言群)よりもメタ認知的方略の尺度得点が高かった.ただ,非発言群の児童のメタ認知的方略量が第2時よりも第3時で増加していることから,発言をしていなくても,発言をしている児童と一緒に授業に参加する経験をすることで,メタ認知的方略量が増加することが確認された.(3)3時間の授業の中で,計4回にわたって行った図形分割問題の到達度の調査により,メタ認知的方略量が増加すると,正答者数が増加する傾向にある.という結論を得た.本研究より,授業で発言をする児童だけでなく,発言をしていない児童も,他の児童の意見を聞いて学習することでメタ認知的方略量が増加し,また学級集団全体としての問題解決力も伸長するということが示唆された.

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