抗体の機能向上を可能にする部位特異的修飾技術CCAP法と高機能性抗体医薬品の創出

  • ITO Yuji
    鹿児島大学大学院理工学研究科理学系化学プログラム
  • RAFIQUE Abdur
    鹿児島大学大学院理工学研究科理学系化学プログラム

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抗体医薬品は、がんや自己免疫疾患を中心に、治療薬としての地位を確固たるものにしてきた。しかし、抗体の高い分子標的能を損なうことなく、治療効果のある薬剤を抗体に付加することができれば、さらに新たな高機能化治療薬開発へと道を開くことができる。この実現には、抗体と薬剤を連結するための、抗体の部位特異的修飾技術が必要となる。本稿では、我々が開発した抗体部位特異的修飾技術CCAP法と、これを利用した高機能性抗体として、抗体薬物複合体、二重特異性抗体への応用について紹介する。

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 57 (7), 625-629, 2021

    The Pharmaceutical Society of Japan

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