スパース非負値行列因子分解を用いたCOVID-19流行期の県間旅行行動の変容分析

書誌事項

タイトル別名
  • THE BEHAVIOR CHANGE IN INTER-PREFECTURE TRAVEL UNDER THE COVID-19 PANDEMIC: DETECTION BY SPARSE NON-NEGATIVE MATRIX FACTORIZATION

説明

<p> COVID-19下で,人々の都道府県間旅行はどのように変化したのだろうか?この疑問に答えるには,人口分布の推定精度が高く,かつ広範囲・長期の日変動が入手できる携帯電話位置情報データが有効である.本稿では,モバイル空間統計による都道府県単位の居住地−旅行先表を用いて上述の疑問に答えていく.このとき,膨大な次元のデータに対して,スパース非負値行列因子分解を適用することで,時間変化の特徴を簡潔に分解・記述するアプローチをとっている.その結果,首都圏での通勤の抑制効果,週末の外出控え,長期休暇時の帰省の抑制および,居住地の都道府県内滞在の時系列変化を定量的に明らかにすることに成功した.さらに,残差情報から,通常時の日変動から説明できない,COVID-19による行動変容の空間的な偏在を明らかにした.</p>

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