書誌事項
- タイトル別名
-
- High Accuracy of School-Based Cardiovascular Screening System in Kagoshima City
この論文をさがす
説明
<p>背景:鹿児島市の学校心臓検診(心検)の1次検診は医師6~8名の判読後に集団討議で抽出例を絞り込む集団判読が特徴である.本心検の精度を検討した.</p><p>方法: 1989年から30年間の小・中学校心検受診者67,723例を対象とし,2次抽出例の割合(抽出率)と全対象内の心検で診断された有疾患例の割合(心検有病率)と既診断例も含めた全有疾患例の割合(総有病率)を解析した.</p><p>結果:年度毎の抽出率は12誘導心電図が導入された1994年以降で,集団判読導入の2001年以前は2.4% [1.9–3.0%](中央値[範囲])で導入後は1.5% [1.2–2.2%]であり,有意に低値だった.しかし,集団判読導入後の心検有病率は1994年から2000年の期間と比較して有意に高率だった(43% [33–50%] vs. 28% [26–35%]).総有病率は0.60% [0.50–0.85%]だった.</p><p>結論:当市心検の抽出率は全国(3.0%)より低いが,総有病率は全国(0.9%)に近く十分な精度だった.この精度の維持は,12誘導心電図の導入に加えて集団判読の効果と考えられた.</p>
収録刊行物
-
- Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
-
Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37 (2), 96-103, 2021-08-01
特定非営利活動法人 日本小児循環器学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390008476163025024
-
- NII論文ID
- 130008113695
-
- ISSN
- 21872988
- 09111794
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可

