保存期慢性腎臓病患者へのコンコーダンス概念を活用した療養援助

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タイトル別名
  • Recuperation Support Utilizing the Concept of Concordance for Pre-dialysis Patients with Chronic Kidney Disease Using Action Research
  • 保存期慢性腎臓病患者へのコンコーダンス概念を活用した療養援助 : アクションリサーチによる取り組み
  • ホゾンキ マンセイ ジンゾウビョウ カンジャ エ ノ コンコーダンス ガイネン オ カツヨウ シタ リョウヨウ エンジョ : アクションリサーチ ニ ヨル トリクミ
  • ―アクションリサーチによる取り組み―

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説明

<p>目的:2017年に実施した入退院を繰り返す保存期慢性腎臓病患者11名の療養体験に関するインタビュー結果報告会とコンコーダンス概念の勉強会を通して,看護師の療養指導時の認識や実践にどのような変化がおこるのかを記述し,そのプロセスを考察することである.</p><p>方法:2018年5月~2020年3月にアクションリサーチにより腎臓内科病棟看護師に報告会および勉強会を3回実施後,看護師4名に2回面談を行い,質的記述的に分析した.</p><p>結果:報告会および勉強会で現状の療養指導の問題点が明確化され,病棟看護師は療養指導の視点を自ら再考することができた.その後の療養指導時【一方的な指導が問題だと思う】ことから【患者の言葉で語ってもらうことを意識した】等の認識により,【先入観をもたずに患者自身の状況を意識して話をきいた】ことで【患者の生活に合わせた代替案を話し合った】等の実践の変化がみられた.</p><p>結論:患者の療養体験を知りコンコーダンス概念を意識することで,患者の療養における行動変容に効果的な療養援助への示唆を得た.</p>

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