D-β-Aspを特異的に認識する抗体を用いた扁桃等耳鼻科領域組織の免疫組織化学的検討

書誌事項

タイトル別名
  • IMMUNOHISTOCHEMICAL INVESTIGATION OF OTOLARYNGOLOGICAL TISSUES LIKE TONSILS USING THE ANTIBODY WHICH SPECIFICALLY RECOGNIZES D-β-Asp.
  • D-v-Asp オ トクイテキ ニ ニンシキ スル コウタイ オ モチイタ ヘントウ トウ ジビカ リョウイキ ソシキ ノ メンエキ ソシキ カガクテキ ケントウ

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抄録

<p> 口蓋扁桃を中心にD-β-Aspを含有するタンパク質を調べたところ、抗D-β-Asp抗体で染色されるリンパ濾胞は年齢とともに増加した。3歳、11歳児の小児の口蓋扁桃のリンパ濾胞も抗D-β-Asp抗体で染色された。このD-β-Asp含有タンパク質は中心が濃く周囲に拡散しているパターンでこれまでの報告とは異なっていた。リンパ濾胞、鼻粘膜などはターンオーバーが速いので長い時間をかけてD-β-Asp-含有タンパク質ができたとは考えにくい。慢性扁桃炎群とIgA腎症の口蓋扁桃のD-β-Asp-含有タンパク質は染色パ夕ーンに大きな違いがなかったので、病態と直接関係しないD-β-Asp含有タンパク質の存在が示唆された。</p>

収録刊行物

  • Viva Origino

    Viva Origino 40 (4), 57-61, 2012

    生命の起原および進化学会

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