教職課程学生を対象としたグループワークの実践報告2 : 自分の子ども時代をふりかえるためのグループワーク

書誌事項

タイトル別名
  • Practice Report of Group Work for Students of the Teacher Training Course (2) : Group Work for Looking Back on Their Childhood
  • キョウショク カテイ ガクセイ オ タイショウ ト シタ グループワーク ノ ジッセン ホウコク(2)ジブン ノ コドモ ジダイ オ フリカエル タメ ノ グループワーク

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説明

エクササイズ「想い出登校図」は、自分の小学校時代の学校への通学路を思い出して地図を描き、グループのメンバーと共有するグループワークである。子どもの教育や支援に関わる人を対象にした研修や、子育て支援などで活用することでき、子どもの心理の理解や自分の過去への気づきなどに役立つと考えられる。本稿では、その「想い出登校図」を教職課程の授業で実施し、ふりかえり用紙の記入から学習効果について検討した。その結果、通学路を思い出すことで自分の子どもの頃への気づきや自分の成長の過程をふりかえるなどの自己理解が促進することや、グループで登校図や思い出を共有することでお互いの理解が深まることが明らかになった。子どもの教育や支援において、自分の過去の体験をうまく活用することは、子どもの心の理解を助け、子どもの教育や対応にヒントを与えてくれると考えられる。以上の結果から、教職課程の教育においてもエクササイズ「想い出登校図」は有効な方法であることが示唆された。

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