落語における登場人物の語尾の変遷一速記本の分析—

Bibliographic Information

Published
2021-03-20
Resource Type
departmental bulletin paper
DOI
  • 10.24517/00061879
Publisher
2021-03-20

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落語とは、 江戸時代から現在もなお続く芸能であり、 落語家が語る噺の中には、 古くから継がれてきた『古典落語』というものが多数ある。『古典落語』 は現代の人々にも楽しめるようにしばしば内容に修正や改良が加えられる。 本研究は、 そのように時代に合わせて内容が変化した落語噺において、 言葉遣い にも同様に時代に合わせた変化があるのかを調査した。 語尾に男女差が生じてきた明治 2, 30 年に成立した『死神』を調査対象にし、 速記本を基に、 登場人 物の語尾に男女差が生じるかどうかを変化の基準として調査した。 結果とし て、 語尾に男女差が生じることはなく、 大きな変化も見られなかった。 その原囚を、『死神』同様に古くから存在する物語と比較して分析した。 原因は、 落 語が古くから続く芸能であり、『古典』として価値が置かれていることだと考えられた。『死神』においては、 その言葉遣いに『古典』として歴史的価値があり、 古いまま維持されているという結論が出た。

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