ポストカラム誘導体化法を用いた分子量に依存しないヒアルロン酸の新規定量法の開発

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タイトル別名
  • Development of a post-column HPLC method for molecular weight-independent quantification of hyaluronic acid
  • ポストカラム ユウドウタイカホウ オ モチイタ ブンシリョウ ニ イソン シナイ ヒアルロンサン ノ シンキ テイリョウホウ ノ カイハツ

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説明

<p>本研究では, 広範囲な分子量域のHAを同一手法で定量する分析方法を構築した. 市場流通加工品の定量法として酵素HPLC法が用いられているものの,従来法では酵素分解が不十分なため低分子HAの定量性に課題を残すことが示唆されていた. そこでHA2糖に分解する酵素を用いることで, 従来法よりも精度, 真度に優れた定量法を確立した. この際, 定量標準品となる飽和HA2糖及び不飽和HA2糖を作製し, かつ2種類のHA2糖の同時定量を可能とするポストカラム蛍光検出HPLC条件を構築することで, 分析能を向上させた. さらに低分子HA原料の加工過程で精製する官能基の構造変化が構築した方法の適用対象外となることを明らかとした. HAの分子量及び官能基の定義については今後検討されるべき課題である.</p>

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参考文献 (29)*注記

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