焦燥性興奮のある認知症高齢者への入眠前のハンドマッサージの適用と課題:前後比較試験による Pilot Study

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書誌事項

タイトル別名
  • Application and Issues of Hand Massage before Sleep on Agitated Behaviors of Elderly People with Dementia: A Pre-post Pilot Study
  • ショウソウセイ コウフン ノ アル ニンチショウ コウレイシャ エ ノ ニュウミン マエ ノ ハンドマッサージ ノ テキヨウ ト カダイ : ゼンゴ ヒカク シケン ニ ヨル Pilot Study

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説明

目的:焦燥性興奮のある認知症高齢者への入眠前のハンドマッサージ効果を検証するために無作為化比較試験を計画した。そこで,本研究はハンドマッサージによる介入の実現可能性と評価について検討するために Pilot Study を行った。方法:焦燥性興奮のある認知症高齢者9名に対して,2週間で6回の入眠前のハンドマッサージを実施し,介入方法の検討と焦燥性興奮,睡眠状態等について介入前後で比較した。結果:1名が介入途中で睡眠薬の変更にて脱落した。残りの8名全員は完了し,有害事象は認められなかった。介入後に焦燥性興奮の得点が減少したが,その他の評価指標では一定の見解は得られなかった。結論:焦燥性興奮のある認知症高齢者へのハンドマッサージの実施について,介入の実現可能性が確認できた。今後は,評価内容や評価方法を検討し,ハンドマッサージの手技を一部修正して,対照群を設けた無作為化比較試験による効果の検証を行う。

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