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- 野口 貴文
- 東京大学大学院 工学系研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Global Cement and Concrete Industry Decarbonization Trends
説明
<p>2050年カーボンニュートラルに向けて,セメント・コンクリートの炭酸塩化による大気中・排ガス中の CO2 (二酸化炭素) の吸収固定効果に対する期待が高まっており,国内外でさまざまな研究開発・実用化が進められている。本解説では,建設業界およびセメント・コンクリート業界における CO2 排出の推移,カーボンニュートラル化に向けた方策の概要,コンクリートのライフサイクルの各段階における低炭素化・脱炭素化に向けた各種技術の概要,および人造炭酸カルシウム製混和材・骨材の開発,CO2 と反応して硬化する結合材を用いたコンクリートの開発,炭酸カルシウムコンクリートの開発等,セメント・コンクリートにかかわる CCUS (Carbon Capture, Utilization and Storage) の最先端技術の開発動向について紹介するとともに,コンクリートがカーボンニュートラル建設材料となるための要件を示す。</p>
収録刊行物
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- Material Cycles and Waste Management Research
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Material Cycles and Waste Management Research 34 (6), 381-390, 2023-11-30
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017611481817728
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- ISSN
- 21874808
- 18835864
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可