心身医学における世代を超えたオールジャパン体制の構築

書誌事項

タイトル別名
  • Building an All-Japan Framework beyond Generations in Psychosomatic Medicine : A Clinical Perspective
  • ―臨床の観点から―
公開日
2025-03-01
DOI
  • 10.15064/jjpm.65.2_126
公開者
一般社団法人 日本心身医学会

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説明

<p>筆者は,大学病院で計6年間,市中総合病院で2年間,心療内科医として臨床を経験し,ちょうど若手とベテランの中間の位置に当たるのではないかと考えている.それぞれの病院での臨床を比較すると,市中総合病院で単独で勤めていた際に,どのように対応していけばよいかわからない症例,治療方針に自信がもてないまま苦心する場面を何度も経験した.心身医学的治療においては,疾患ごとの特徴だけではなく,一人ひとりの患者の心理社会的背景によっても,適切なアプローチが異なることは少なくない.それに対応するためには教科書だけでは学ぶことのできない,経験に基づく知識が必要不可欠であろう.私は苦慮する症例に出会うたびに,当医局の先輩方からの教えに助けられてきたが,また一方で自身が若手の医師に少しずつアドバイスできるようになりつつもある.今回テーマに沿って,オールジャパン体制の構築を臨床の観点から考えたとき,心身医学の臨床における知識と経験の共有の重要性を強調したいと考え,症例検討会を通して,世代を超えた心療内科医の諸先生方とのディスカッションの場を作ることを試みた.筆者が経験した,過換気発作を契機に救急搬送され,その後神経性やせ症として治療を継続した10代女性の1症例を提示した.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 65 (2), 126-130, 2025-03-01

    一般社団法人 日本心身医学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390021920647032448
  • DOI
    10.15064/jjpm.65.2_126
  • ISSN
    21895996
    03850307
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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