隔年交互結実がビワ(<i>Eriobotrya japonica</i>(Thunb.)Lindl.)の果実重,結果枝の形状および個葉の光合成能力と葉の炭水化物蓄積に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Intentional Alternate Bearing Method on Fruit Weight, Shoot Structure, Photosynthetic Ability, and Carbohydrate Accumulation of Leaf in Loquat (<i>Eriobotrya japonica</i> (Thunb.) Lindl.)
  • 隔年交互結実がビワ(Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.)の果実重,結果枝の形状および個葉の光合成能力と葉の炭水化物蓄積に及ぼす影響
  • カクネン コウゴ ケツジツ ガ ビワ(Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.)ノ カジツジュウ,ケッカ シ ノ ケイジョウ オヨビ コ ヨウ ノ コウゴウセイ ノウリョク ト ハ ノ タンスイカブツ チクセキ ニ オヨボス エイキョウ
公開日
2025
DOI
  • 10.2503/hrj.24.45
公開者
一般社団法人 園芸学会

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説明

<p>隔年結果性が強いビワにおいて,大果生産を目指した栽培方法を検討するため,3年間の隔年交互結実栽培が‘茂木’の果実重,結果枝の形状,個葉の光合成能および炭水化物蓄積に与える影響を調査した.結実管理には,樹内を結実させる枝(生産枝)区画と結実させない枝(遊休枝)区画に区別した隔年区と慣行管理した対照区を設けた.1果当たりの果実重は,どの年度も隔年区が対照区より大きかった.これは2019年度では着果負担による影響が考えられたが,2021年度では1樹当たりの供試果房数および総枝数が対照区より多く樹の着果負担が大きかったにも関わらず果実重が大きくなったことから,ビワを複数年継続的に隔年交互結実管理すると,果実重は慣行栽培より大きくなることが示唆された.結果枝の直径では処理区および年度で有意差が認められたが,結果枝の葉数では両項目で有意差は認められなかった.一方どちらも処理区および年度の交互作用を受け,隔年交互結実栽培による影響の受け方は両者で違いがみられた.3年間の累計収量は両区で同等の値を示したが,各年度の収量は,隔年区で年々増加する傾向を示した.これは不定芽由来の結果枝が増加し着房数が増えたためと考えられた.個葉の光合成能は,隔年区の生産枝葉で光合成速度,気孔伝導度および蒸散速度が対照区の両枝葉および隔年区の遊休枝葉より高かった.葉内のデンプン含量と全糖含量の合計値は,対照区の遊休枝葉で最も多く,隔年区の生産枝葉で最も少なかった.これは生産区画の光合成能は果実重増加に関係し,遊休区画では枝中に着房および果実肥大に関わる光合成産物が貯蔵されているためと推察された.</p>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 24 (1), 45-52, 2025

    一般社団法人 園芸学会

参考文献 (7)*注記

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