う蝕リスクをコントロールしている多飲習慣のあった患者の9年経過症例

書誌事項

タイトル別名
  • A 9 year follow-up case of caries risk control for a patient with habit of frequent soft drink intake
  • ウショクリスク オ コントロール シテ イル タインシュウカン ノ アッタ カンジャ ノ 9ネン ケイカ ショウレイ

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説明

患者は55歳の男性で,妻が当院でメインテナンスを受けていた.主訴は多数歯にわたるう窩,前歯部歯肉の痛みであり,口腔内には一部中等度を含む初期の歯周炎と過蓋咬合が認められた.リスク把握の一助として唾液検査と食事調査を行ったところ,SM,LBともにハイリスクで多飲習慣があることが確認された.歯周治療と生活習慣の改善指導を行い,う蝕治療を行った.過蓋咬合に対しては,矯正治療を提案したが希望しなかったため,咬合を挙上して被蓋を改善することにした.2年にわたるう蝕,補綴治療の中で,咬合を挙上すると「顎が疲れて嚙めない」とのことで,咬合の挙上は断念,もとの咬合高径のまま,補綴処置を終了し,メインテナンスに移行した.う蝕治療,飲料の制限,メインテナンスの継続でSM,LBともに安定している.初診から9年,メインテナンス移行後7年経過,前歯部歯肉の痛みは疲れたときに出現するが,う蝕,歯周病に関しては新たな発症もない状態を維持している.

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