診断に苦慮した腹腔鏡下胆囊摘出術後の重症血小板減少の1例

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タイトル別名
  • A Case of Severe Thrombocytopenia after Laparoscopic Cholecystectomy with Diagnostic Difficulties

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説明

<p>症例は86歳の男性で,急性胆囊炎にて入院,総胆管結石性胆管炎を合併し,抗菌剤・内視鏡治療を先行した.門脈血栓を続発したため,抗凝固療法を行い,一旦退院した.待機的に第37病日に腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した.術後3日目に血小板0.1×104/μlと急激な血小板減少を認めた.術後出血,敗血症,溶血,門脈血栓増大の所見はなく,鑑別として薬剤性血小板減少症を考えた.連日血小板輸血を行うも反応なく,術後4日目に血小板数は0/μlとなり,術後6日目より免疫グロブリン静注療法を開始した.その後徐々に血小板数は上昇し,重篤な出血イベントなく術後13日目に退院した.被疑薬として,術前・術後両方に投与歴のあるセフォチアムまたはアセトアミノフェンが考えられた.術後血小板減少症は外科医がまれに遭遇する合併症であるが,高度な血小板減少は致死的合併症を来しうるため,迅速な対応が求められる.</p>

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参考文献 (21)*注記

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