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- 山内 拓司
- 九州大学大学院医学研究院 病態修復内科
書誌事項
- タイトル別名
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- A new era in the treatment of myeloproliferative neoplasms
- シン ジダイ ノ コツズイ ゾウショクセイ シュヨウ ノ チリョウ
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説明
<p>骨髄増殖性腫瘍(MPN)の治療は近年進展し,真性多血症(PV),本態性血小板血症(ET),骨髄線維症(MF)に対する治療戦略が見直されている。PVでは,JAK2 V617F変異アレルバーデンの低下を通じたropeginterferon alfa-2b(ropegIFN: BESREMI®)の疾患修飾効果が注目される。ETにおいては,hydroxycarbamide(hydroxyurea, HU)に加え,PEG化インターフェロンやbomedemstat(LSD1阻害薬)などの新規薬剤が開発されている。MFに対しては,JAK阻害薬(JAKi)の進化が注目されており,特にmomelotinib(Omjjara®)とpacritinib(Vonjo®)は貧血改善効果を有する可能性が示唆されている。また,ヘムサイト®の保険承認により遺伝子変異解析が進み,今後は遺伝子プロファイルに基づいたリスク分類が確立されることが期待される。本総説では,MPNの最新のリスク分類と治療戦略を包括的に解説し,新規治療薬の展望について論じる。</p>
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 66 (7), 597-610, 2025
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390023627013782272
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 034315881
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可

