コラーゲン配合クリームのエモリエント性

書誌事項

タイトル別名
  • Emollient Effect of the Collagen Cream on the Transepidermal Water Loss
  • コラーゲン配合クリームのエモリエント性--Transepidermal Water Lossにたいする影響
  • コラーゲン ハイゴウ クリーム ノ エモリエントセイ Transepiderm
  • コラーゲン配合クリームのエモリエント性  皮膚不感蒸せつにたいする影響
  • —Transepidermal Water Lossにたいする影響—

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説明

可溶性コラーゲン配合クリームのエモリエント性をみるために, 正常人男子20名(22∼46才)の前腕をもちい, 被検薬剤ならびに基剤の塗布時のTWL抑制を測定した。配合クリームでは, 抑制率が18.6%(測定時の皮膚温の影響を考えると15.4%, いずれもp<0.01)であつた。また基剤の抑制率は13.6%(測定時の皮膚温の影響を考えると10.4%, いずれもp<0.01)で, その差は5%(p<0.05)で, 配合クリームの方が高かつた。本実験で用いた方法によれば, ある物質のエモリエント効果を定量的に調べたり, また比較したりすることができると考える。したがつて, この基準で考えれば, 可溶性コラーゲン配合クリームは, エモリエント性があると言える。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 42 (4), 653-657, 1980

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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