Evolution of mankind in Asia from viewpoint of fossil form.From recent research of Java ape man.
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- 馬場 悠男
- 国立科学博物館人類研究部
Bibliographic Information
- Other Title
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- 化石形態から見たアジアにおける人類の進化--ジャワ原人の最近の研究から
- カセキ ケイタイ カラ ミタ アジア ニ オケル ジンルイ ノ シンカ ジャワ
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Description
ジャワ原人の中で最良の保存状態を示すサンギラン17頭蓋を復元し, 形態を調べた。その結果, ウォルポフらによって主張されてきたオーストラリア先住民頭蓋との類似は弱く, むしろ, 頬骨の発達による顔面の平坦性の点でモンゴロイド頭蓋との類似が強い。したがって, サンギラン17は広義のアジア人の根幹をなす化石と言える。また, 原人の時代から現在まで, 東のアジア地域では平坦な顔が, 西のアフリカ•ヨーロッパでは突出した顔が続いてきたことから, 人類は東西二地域でかなり分離して進化してきた可能性がある。
Journal
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- Anthropological Science
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Anthropological Science 101 (5), 465-472, 1993
The Anthropological Society of Nippon
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679287963776
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- NII Article ID
- 10006683813
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- NII Book ID
- AA10915022
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- ISSN
- 13488570
- 09187960
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- NDL BIB ID
- 3870235
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed