TiO<SUB>2</SUB> 系触媒による CFC113 の分解

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タイトル別名
  • DecompositionofCFC1130verTiO2-basedCatalysts
  • TiO2系触媒によるCFC113の分解
  • TiO2ケイ ショクバイ ニヨル CFC113 ノ ブンカイ
  • Decomposition of CFC113 over TiO2-based Catalysts.

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説明

オゾン破壊物質である CFCs (クロロフルオロカーボン類)の分解処理技術の開発が急務となっている。触媒を用いた分解プロセスは,高活性,高寿命の触媒が見いだせれば,他の方法に比べ低い温度で処理することができるため,実用的なプロセスとなりうる。そこで,本研究では CFC113(C2Cl3F3)を用いて水蒸気による分解触媒の探索を行った。その結果, TiO2 触媒が高活性を示した。しかし,反応時間わずか 2 時間で活性低下が見られた。TiO2 に他の酸化物(WO3,zrO2,Nb2O5)を添加すると,WO3を混合した TiO2-WO3 触媒が高活性を維持した。TiO2系触媒の酸強度分布測定の結果,TiO2-W03触媒は TiO2 単独触媒に比べて H0≦-5.6 の酸点量が増加しており,強酸点は CFC 分解反応において劣化しにくいと推定され,触媒表面の酸点と活性との間には密接な関係があることがわかった。TiO2-W03 触媒の耐久性を調べるため 100 時間の連続実験を行った結果,分解率 99.5% 以上の高活性を維持し,耐久性にも優れていることが確認された。

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参考文献 (16)*注記

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