無水塩化アルミニウム触媒によるsec-ブチルトルエンの異性化反応速度

書誌事項

タイトル別名
  • The Rate of Isomerization of sec-Butyltoluene Catalyzed by Anhydrous Aluminum Chloride
  • Friedel‐Crafts触媒による芳香族炭化水素のトランスアルキル化および異性化反応速度の解析 I  無水塩化アルミニウム触媒によるsec‐ブチルトルエンの異性化反応速度

説明

Friedel-Crafts触媒を用いたアルキル芳香族の異性化反応速度の解析にさいし,多くの場合問題となる点を考慮して,トルエン溶媒下,無水塩化アルミニウム触媒を用いた鋤-ブチルト西エン異性化反応の速度解析を行なった。すなわち,かきまぜ速度が影響しない条件下で反応実験を行ない,この結果から残差二乗総和を評価指数とするGauss-Newton法により速度定数を最適推定した。<BR>その結果,反応温度により異性化機構は異なり,比較的低い温度20~30。では1-2シフト機構による分子内転位反応が,それより高い温度(35~50℃)ではカルボニウムィオン成とヒドリド[H]引き抜きが競争的に起こる機構による分子間転位反応が,それぞれ優先して起こるものと推論された。さらに各速度定数rnin或の温度依存性は次式で表わされることが明らかになった。<BR>また平衡定数は反応温度によらず-定で,1=α4410,K。,34,00,Kp=0,0667であった。

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